コインチェック から、NEM保有者全員に、日本円でコインチェックウォレットに返金します。
そして、今後も事業を継続してまいります。と、本日未明(1:39)にメールが。
ニュースでも、
仮想通貨「NEM(ネム)」580億円分が流出した問題を巡り、保有していた約26万人全員に、日本円で補償すると発表した。補償の時期や手続きに関しては検討中という。
同社のインターネットサイトによると、別の仮想通貨取引所でのNEMの取引価格などから補償額を計算し、1NEMあたり88・549円の金額を、顧客の通貨保有数に合わせて日本円で返金するという。
この発表で、最悪の事態だけは避けられたように思います。
この発表がなかったら、取引が出来るようになったとたん、コインチェックで仮想通貨を持っていた人が、
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コインチェックで取引が再開される
記事を書いている時点で、仮想通貨の取引き、日本円の移動等、すべてできなくなっています。
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仮想通貨が円に戻され引き出される
不安を抱いていた人たちが一斉に、コインチェックで保有していた仮想通貨のビットコインやオルトコインを売って、日本円に換えて引き出す。
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仮想通貨全体が暴落
このような流れになっても、おかしくなかったと思います。
不安を抱いていた人たちが、他社の口座に仮想通貨を移動させるのであれば、話は別ですが、やはり日本円に戻す人たちが大半のように思います。
そうなると、仮想通貨全体が値を下げることに繋がってくると思います。
しかも、コインチェック は日本の仮想通貨取引所の中でも、アルトコインの取り扱い数は1番多いです。
※注釈です。アルトコインの取り扱い数については、[徹底比較]ビットコイン以外の暗号通貨(アルトコイン)にまとめてますので、参考にしてみて下さい。
そうなると、価格の下落を狙った空売りや、この件で仮想通貨に不安を抱いた人の、売りが重なり、価格は下がっていくように思います。
今回の発表があったおかげで、多少はおきるにしろ、大きな流れにはならないような気がしています。
ビットコインのチャートをみても、今回の件の発表後、仮想通貨全体が値を下げたことは下げましたが、日足でみてみると、底堅いように思います。
出典元:Bit Flyer
ただ、今後コインチェック で取引が再開してからすぐは、ビットコイン、アルトコイン(仮想通貨全体)の値動きには気をつけたほうが良いように思います。