大型タッチ液晶付き冷蔵庫
昨年、ハイアールアジアが大型液晶ディスプレイ付き冷蔵庫DIGI(ディジ)を発表しているが、今年になって、サムスンとLGが液晶付き冷蔵庫を発表してきた。
日本の企業が入っていないというのも、もうすでに家電と言えば「メードインジャパン」の時代は終わったのだろうか。
面白いのは3社OSが違うところ
まず、昨年発表したハイアールアジアは、Android。
サムスンは、Tizen。
LGは、Windows 10。
個人的には、これからAIとIOTの組み合わせによって、モノがインターネットに繋がり、AIの進化でモノがコミュニケーションをとり、最適な提案まで出来る時代がそこまで来ているように思います。
企業からみれば、アプリさえ作れれば、優秀な営業マンを常にキッチン(冷蔵庫)、リビング(TV)、ポケットの中(スマホ)に常駐させておくことができるようなものです。
その点で、今のところAndroidとの組み合わせが良いように思います。
冷蔵庫はモノを「冷やす」だけのモノではなくなる?
ハイアールアジアがDIGI(ディジ)を発表したときも記事を書きましたが、「IOTとAIによってもたらされる近い未来(冷蔵庫は購入するものではなくなる?)」単に冷蔵庫に液晶がついて便利になるというレベルではなく、新たなビジネスモデルとして、世にとびだそうとしています。
ハイアールアジアの森田カンパニー社長が語るには、
気になる価格設定について、森田カンパニー社長は「現時点では未定」だが「コスト積み上げ型での価格設定になるとは限らない」と話す。一般的には冷蔵庫+液晶ディスプレイというデバイスのコストによって決めるものだと思うが、DIGIはビジネスモデルによって価格を決定するというのだ。これは同社がDIGI向けにアプリケーションやコンテンツを提供する仕組みを採用することでの、サブスクリプション型ビジネスモデルでの提供も模索しているからだ。
サブスクリプション方式を採用すれば、例えば利用者はDIGI本体を無償、あるいは低価格で導入でき、ハイアールアジアやパートナー企業は、コンテンツの配信やアプリの利用によって収益をあげるというビジネスモデルを構築することになる。
コンテンツプロバイダーがDIGI向けにコンテンツを提供し、それを月額課金で徴収したり、ネットスーパーとの連携などにより、DIGIを通じて食品を販売したり、広告プラットフォームとして利用したりといったことも可能だ。
大野氏は「地元のスーパーや、その地域に向けたサービスを提供する企業など、地域密着型企業との連動も可能になる」と話、自治体や町内会からのお知らせもディスプレイに表示することが可能だ。
もちろん、量販店店頭などでの販売も検討しているというが、「ハイアールアジアでは、これまでのように家電単体を販売して終わりというビジネスではなく、長期間にわたって、ユーザーとつながるビジネスを実現することを目指している。その点でも、DIGIは重要な製品になる」(森田カンパニー社長)と語る。
引用元:日経トレンディネット
大型タッチ液晶付き冷蔵庫(まとめ)
冷蔵庫の「ありかた」が変わろうとしていると述べてきましたが、冷蔵庫だけではありません。
Googleが、「無人自動車」で「TAXI」を計画しているという記事をどこかで読みました。
しかも「運賃タダ」で・・・
収益は、「広告費」でまかなうビジネスモデルだそうです。
今後、IOTとAIの進化、そして、通信の向上によって、このような「変化」は近い将来のような気がしています。